学校の行事で遠足に行くときに必ず出る質問が、「バナナはおやつに入りますか」
遠足の定番の質問ですよね。
今回はバナナはおやつに入りますかという質問について、少し突っ込んでみたいと思います。
バナナはおやつに入りますか?の元ネタ
令和になった現代でも、ある種の伝統のように使われている「バナナはおやつに入りますか」という質問。
バナナはおやつに入りますかという質問を最初にしたのはだれか、いつかということははっきりとはわかっていません。
戦後から1970年にかけてという説があるようですね。
第二次大戦後(1945年)から1970年にかけて、バナナは高級品という扱いでした。スーパーで気軽に購入できるフルーツではなかったのです。
当時バナナの多くが、台湾からの輸入品。
1949年当時は平均月収が1万円以下。その当時、バナナは400gで800円もしていました。
そうした観点で考えると、遠足にバナナを持っていくという質問に関する印象がだいぶ変わりますよね。
バナナはおやつに入りますか?は皮肉説
さきほど書いている通り、バナナはおやつに入りますかという質問がいつ誕生したのかはっきりとしたことはわかりません。
有力な説のひとつに、一般家庭の子供がお金持ちの子供がバナナを持ってくることを妬んで質問したというものがあります。
遠足のおやつは300円までとか500円までとか金額制限が課されます。
金持ちの子供がバナナとお菓子、両方をもってきていることを妬んで、バナナもお菓子に入るから、金額制限をこえてると言ったという説です。
バナナがおやつに入れば、金持ちの子はバナナをあきらめるか、お菓子をあきらめるかしないといけないです。
そういう背景があったとするなら、この質問は笑い話で済ませれないかもしれません。
バナナはおやつに入りますか?は先生を困らせようとした説
私が学生のときは、遠足に持っていくおやつの値段に制限がかけられていました。
小学生の時は300円、中学生のときは500円くらいだった気がします。
その限られた金額のなかで、いかにバリエーション豊かに購入するかを真剣に考えていました。
駄菓子屋に行って、当たり付きのお菓子ばかり買っていたことを思い出します。20年くらい前のことですが、いまでも鮮明に思い出せます。
遠足の説明がある度に、バナナはおやつに入りますか?
と質問する男子が必ずいました。クラス替えをしても必ずひとりは出てきます(笑)
そして、その質問をすると先生が困った顔をしながら、おやつに入りませんと返し、クラス全体が笑いに包まれるといった感じです。
これまでの人生で、バナナはおやつに入りますか?という質問を何度も聞いていますが、本気で聞いていた人はひとりもいません。
笑いをとるために、質問している男子が多かったです。
バナナはおやつに入りますか?は今も使われている
バナナはおやつに入りますか?という質問は令和になった今も使われているようです。
今この質問はもっぱら笑いを誘う目的で使用されています。
ホントにバナナがおやつに入るかどうか疑問に思ったから聞いているわけでなく、親から聞いたからとか面白そうだからといった理由で、質問していることが多いと考えられます。
どちらにしろ、今も遠足時の定番になっているのはすごいことですよね。遠足あるあるとして、有名なユーチューバーにも取り上げられており、今後も遠足とバナナはおやつなのか問題は続いていくでしょう。
バナナはおやつではないと思う
結局のところ、バナナはおやつかおやつでないのかに正解はありません。
わたし自身を含め、周りの友人のなかにはバナナをおやつだと思っている人はいませんでした。
学生時代の先生もバナナはおやつじゃないと言っていましたし、実際にバナナを遠足のおやつ代に含めている人もいませんでした。
わたし個人的には、バナナは果物だと思っています。リンゴやブドウなどと同じで果物扱いで問題ないです。
でも、世の中にはバナナはおやつだという層もいるのは事実です。