ケーズデンキの株主優待は廃止される?使い道やお得度について徹底解説

家電量販店の株主優待と聞いて、まず思い浮かべるのはビックカメラやヤマダ電機という方も多いかもしれません。けれど、実はケーズデンキも見逃せない存在です。

この記事では、ケーズデンキの株式を保有しているわたしが、ケーズデンキの株主優待の内容や使い方を詳しく解説します。

ケーズデンキの株主優待の内容

ケーズホールディングス(証券コード:8282)は、全国展開する大手家電量販店「ケーズデンキ」を運営する企業です。株主優待として年2回「株主優待券」がもらえる仕組みになっており、1年間以上の継続保有で優待内容が充実するのが特徴です。

2025年4月時点での株主優待の内容は以下の通りです。

  • 権利確定日:毎年3月末、9月末(年2回)
  • 優待内容:1枚1,000円相当の「株主優待券」
  • 配布条件と優待券の金額:
保有株数年2回の優待券(合計)長期保有特典(1年以上)
100株以上2,000円分+2,000円分(年)
500株以上6,000円分+2,000円分(年)
1,000株以上10,000円分+4,000円分(年)
3,000株以上20,000円分+4,000円分(年)
6,000株以上40,000円分+4,000円分(年)
10,000株以上60,000円分+4,000円分(年)

「長期保有特典」は、同一株主番号で3回以上連続して保有していることが条件です。

※こちらはケーズホールディングス公式サイトに掲載されている株主優待の詳細を分かりやすくまとめたものです。変更になる場合もあるので詳細は公式サイトで必ずご確認をお願いします。

優待券はいつ届く?スケジュールを確認

ケーズデンキの株主優待券は、毎年6月下旬〜7月初旬にかけて送付されます。

内容3月分9月分
権利確定日3月末9月末
優待券の発送6月下旬12月上旬
有効期限同年12月末日翌年6月末日

株主優待は権利確定から約3か月で届き、届いてから約6か月が期限となっています。

期限内に使えるように使い道を事前に考えておきましょう。


ケーズデンキの株主優待は廃止の可能性ある?

最近では、株主優待の廃止や見直しをする企業が増えています。

そのため、わたしもケーズデンキの株主優待廃止については心配です。

今のところ、ケーズホールディングスは株主優待の廃止を発表していません(2025年4月現在)

長期保有による優待アップという仕組みを導入し、安定的な株主還元を続けています。

株主優待廃止が相次ぐ中で、同社の優待継続姿勢は貴重といえるでしょう。

とはいえ、将来的に見直される可能性はゼロではありません。

優待目的で投資する場合は、定期的に公式IR情報をチェックすることが大切です。

ケーズデンキの株主優待の使い道

もらった優待券は、全国のケーズデンキ店舗(一部フランチャイズ店舗を除く)で使えます。ここで気をつけたいのは、「ケーズデンキ オンラインショップ」では使えないという点。店舗での支払いに限られているので注意が必要です。

1回のお会計で最大32枚(32,000円分)まで利用可能ですが、おつりが出ないため、なるべく額面ぴったりか、それ以上の金額の買い物に使うのがベスト。

電池やメモリーカードなど、価格の安い商品で調整するのがおすすめです。

ケーズデンキの株主優待はおとくなのか?

ケーズデンキの株主優待は、金券としての使い勝手は抜群ですが、気になるのは利回り。投資として見た場合、どれくらいの価値があるのでしょうか。

2025年4月19日時点の株価は約1,300円。100株保有で約13万円の投資額です。

  • 年間優待金額:2,000円(長期保有で4,000円)
  • 配当金:1株44円 → 年間4,400円(100株)

よって、100株保有時の総合利回りは以下の通り。

  • 短期保有:優待+配当=6,400円 → 利回り約4.92%
  • 長期保有:優待+配当=8,400円 → 利回り約6.46%

ケーズデンキの配当利回りはかなりよいともいます。特に長期保有での伸びが魅力的ですね。

まとめ|ケーズデンキの株主優待は長期保有でお得に

ケーズデンキの株主優待は、実店舗での買い物に特化した使いやすい金券タイプです。長期保有することで優待額がアップし、配当との合わせ技で利回りもぐっと向上。同業他社の株主優待と比較してもかなり使い勝手が良いと思います。