岡山から日帰りで香川県の丸亀市へ行ってきました。
丸亀には美味しいうどんのお店、丸亀城などがあります。
丸亀と合わせて言った観光地もご紹介します。
丸亀観光の起点となる丸亀駅へ

まずは岡山駅から丸亀駅を目指します。
わたしは岡山から特急列車「南風」に乗車し、丸亀駅へ向かいました。
特急列車「南風」は岡山ー高知間を約2時間30分ほどで結んでおり、丸亀駅にも停車します。
料金は岡山~丸亀まで1840円(自由席)、所要時間は約40分です。

南風は新幹線のような広々としたシート席で、テーブルやドリンクホルダーが付いていました。
またコンセントも完備されているのでスマホやタブレットなどを充電することができます。
トイレやスーツケースが置ける荷物置き場もあるので、長旅でも快適です。
南風は青春18きっぷでは乗車できない特別列車になります。
青春18きっぷでアクセスする場合は、岡山から快速列車「マリンライナー」に乗車、坂出で普通列車「JR予讃線」に乗り換えます。
快速と普通列車を乗り継いでいく場合は約1時間ほどかかります。

こちらはJR丸亀駅です。
丸亀駅はこじんまりとしており、駅前は閑散とした感じでした。
大きなホテルや飲食店はなく、静かでのんびりとした空間が広がっています。
駅構内にはスーパーマーケットがあり、低価格で飲料や食べ物が購入できます。
駅前にはレンタサイクルのお店があるので、それを活用して丸亀市内を観光するのもありです。
丸亀駅から丸亀城までは徒歩約10分

丸亀駅から丸亀城までは約1㌔、徒歩10分ほどで到着します。
全国に現存する木造天守12城のひとつです。
築城から400年が経過している歴史的建造物になります。

丸亀城の天守は小高い丘のうえにあります。
丸亀城の入り口から約10分ほど歩かないとたどり着けません。
夏の暑い時期は登るだけで一苦労で、汗がたらたらと流れてきます。
ちなみに丸亀城は1日1組限定で泊まることができるんです。
公式サイト掲載の宿泊料金は、1泊あたり1,265,000円(税込)となっています。

急こう配の坂をしばらく登ると、丸亀市内を一望できます。
おにぎりのような形をした飯野山が目の前にありました。
飯野山は別名讃岐富士と呼ばれており、新日本百名山に選ばれています。
登山好きな方は丸亀市内観光と合わせて行ってみてください。

さらに進んでいくとようやく天守が見えてきました。
下からだと大きく見えていたのですが、まじかでみるとかなり小さいです。
3層3階の木造天守は高さ約15m、日本一小さい天守として知られています。
元々入場料は200円でしたが、400円に値上げされました。
入場料を支払い、天守のなかへ入ります。

天守は趣があってなかなかよかったです。
わたしが行ったときは誰もおらず貸し切りでした。
400年前に建てられてと思うと感慨深いです。

階段はかなり急こう配になっていて、登るのがかなりきついです。
犬山城にも行ったことがありますが、同じような構造になっていました。

天守の最上階にある窓からも丸亀市内を一望することができます。
上記写真の奥に見えるのが丸亀駅、そのさらに奥に港があります。
ここから広島、本島などの離島へも行くことが可能です。
丸亀城の天守は10分もあれば一通り見学することができます。
天守の周辺にはお土産屋さんはなく、一の門近くにある丸亀城内観光案内所内にしかありません。
帰りに丸亀城内観光案内所に立ち寄ってお土産を購入するのが良いでしょう。
わたしが実際に行ったところ、丸亀うちわを作っている職人さんがおられました。
石川うどん

丸亀駅の近くには商店街があるものの、人通りはほとんどありませんでした。
またシャッターが閉まっているお店も多く、閑散とした雰囲気です。
それでもゲストハウスや飲食店など、数軒は営業しているお店がありました。

わたしは丸亀駅徒歩3分ほどの距離にある石川うどんさんを訪れました。
店内には著名人のサインがたくさん張られており、三浦春馬さんも訪れたそうです。
化学調味料は使用せず、昔ながらの出汁の味を大切にして作られています。
店内はカウンター席とテーブル席があり、わたしはカウンター席で頂きました。
となりには台湾の方も来られていたので、外国の方からも人気があるお店だと思います。
しっかりとコシがある麺で食べ応えがありました。
丸亀から琴平へ

昼食を済ませたあと、再びJRに乗って琴平へ移動しました。
丸亀から琴平まではJR土讃線で約20分です。

ローカル線のため、車内にはほとんど人が乗車していませんでした。
地元の方や外国人観光客の方が数名乗車されている程度です。
車窓から見える街並みが素敵であっという間に琴平駅へ到着します。

琴平駅は年間約400万人が訪れるという金刀比羅宮の最寄り駅です。
参道口から御本宮までは785段、奥社までは1,368段の石段があります。
駅周辺には目立った観光スポットはなく、徒歩10分ほど歩くと参道の入り口に到着です。
このあたりは飲食店やお土産屋さんが立ち並ぶ商店街になっていて、賑わいを見せています。
金刀比羅宮の表参道筋

参道は舗装されており、サンダルでも歩くことができます。
さぬきうどんのお店、ドリンクショップ、お土産物屋さんがありました。
金毘羅さん(こんぴらさん)の定番お土産は、茶のしずくやおいり風玉ラムネ、灸まんなどです。

外観がすてきなうどん屋さんもありました。
お昼に丸亀の石川うどんを食べたばかりだったので泣く泣くスルーしました。

千と千尋の湯宿に似ているとも言われる温泉宿「敷島館」はなかなか風情があります。
「敷島館」の隣には無料開放されている足湯もあります。
金毘羅さん(こんぴらさん)は温泉街になっていて「敷島館」以外にも温泉宿がいくつかありました。
日帰り温泉をやっているところもあるので、ぜひ利用してみてください。

商店街を抜けるといよいよ階段が増えてきます。
夏の暑い日に一段一段登っていくのは大変で、途中であきらめて帰っていく人もいました。
参道入り口から御本宮までは30分ほどかかります。

参道の途中にはドリンクを売っているお店、お土産ショップもありました。
夏はとても暑いので途中で休みながら行くのがベストです。
金刀比羅宮の境内、石段500段目には資生堂パーラーがあります。
パフェやドリンク、ランチメニューを注文可能です。
資生堂パーラー利用者は駐車場を利用できるので、いちばん下からあがるのがきつい方は車で資生堂パーラーに行くのが良いでしょう。

参道の途中には神馬の厩舎があります。
2頭のお馬さんが1頭ずつ厩舎で休んでいました。

JR琴平駅から歩いて約1時間ほどでこんぴらさんに到着です。
夏の暑い日だったので思ったほど大変でした。
帰りは来た道をそのまま戻りましたが、30分ほどで下まで降りることができました。
琴平から高松へ

琴平駅周辺を観光した後、JRに乗車して高松駅を目指しました。
琴平駅から高松駅までは普通列車で約1時間、乗車運賃は980円です。
ゆったりとした電車の旅を楽しむことができます。

高松駅に到着後、駅から徒歩3分ほどの距離にある高松城へ行きました。
高松城には天守がなく、あるのは玉藻公園のみです。
現在改装工事が行われているため、公園内の施設でも入れないところがあります。

入場料は200円で営業時間は季節によって異なります。
わたしが行ったのは夏だったので、5:30~19:00まで営業していました。
ひととおり見て周っても1時間ほどです。
高松城を観光したあとは駅前にあるうどん屋さんで夕食を食べました。
また駅前にある無料の展望台から高松の街並みを見ることもできました。
高松から岡山へ

高松観光を楽しんだ後、快速マリンライナーに乗車して岡山へ向かいました。
所要時間は約1時間、乗車運賃は1660円です。
快速マリンライナーは30分に1本ほどの運行間隔で走っています。
今回ご紹介した丸亀観光モデルコースでかかった交通費は4910円です。
青春18きっぷを利用すれば2370円なので、2540円ほどお得になります。
青春18きっぷ期間中なら、青春18きっぷを活用して旅をするのがお得です。