宮島の観光モデルコースをご紹介します。
世界遺産に登録されている厳島神社をはじめ、周辺には観光スポットがたくさんあります。
宮島に何度も訪れている筆者が、最新スポットやグルメをご紹介します。
広島駅から宮島への行き方

まずは広島駅から宮島までのアクセス方法をご紹介します。
大きく分けて3つの行き方がありますので、自分に合う交通機関を選んでください。
JRで約30分

いちばんおすすめの交通手段はJRを利用することです。
広島駅から宮島口駅までの所要時間は約30分、乗車運賃は420円。
1時間に4、5本程度運行しているので、時間を気にせず乗ることができます。
宮島口駅から宮島行のフェリー乗り場までは徒歩約5分ほどの距離です。

宮島口から宮島行のフェリー料金は片道200円、宮島訪問税100円がかかります。
フェリーの運行間隔は15分に1本程度、所要時間は約10分です。
広島駅から宮島までの所要時間は約1時間、料金は合計720円になります。
ちなみに青春18きっぷであればJR西日本宮島フェリーに無料で乗車可能です。
宮島訪問税100円を支払うだけで乗車することができます。
路面電車で約70分

路面電車(広電)で移動する方法もあります。
広島駅から路面電車に乗車し、広島市内を走ること約70分で広電宮島口駅に到着です。
乗車運賃は270円と安いですが、所要時間がJRと比べて40分も長くなります。
広電宮島口駅の目の前に宮島行のフェリー乗り場があるので、JRで来るよりも歩く距離は少ないです。
広島駅からの所要時間は約1時間30分、料金は570円となります。
フェリーで約45分

外国人観光客に人気なのが、広島市内からフェリーで直接移動する方法です。
平和記念公園にある船着場から宮島まで約45分で移動できます。
料金は大人2,300円、子供1,200円です。※宮島訪問税100円が別途必要
JRと路面電車の場合、宮島口に到着するため、そこから宮島に行くためにフェリーに乗車する必要がありますが、フェリーなら直接宮島につくため乗り換えの必要がありません。
ただし広島駅からフェリーの船着場がある平和記念公園まで移動する必要があります。
広島駅から平和記念公園までは約2.5㌔、路面電車で約20分かかります。
したがって宮島までの所要時間は約80分、料金は2,400円です。
宮島観光

宮島口からフェリーに乗車した場合、約10分で宮島桟橋に到着します。
宮島桟橋から厳島神社までは徒歩約15分ほどです。
厳島神社に向かう道中には商店街が広がっており、たくさんの飲食店やホテルがあります。
宮島の商店街

桟橋の目と鼻の先には特別仕様のローソンがありました。
鹿が店内をのぞきこんでおり、なかに入ろうとしています。
暑さゆえにお店の前に集まっているのか、食べ物のにおいにつられたのか分かりませんが、飲食店の前で立ち止まったなかを除いている鹿が多かったです。

宮島にはたくさんの鹿がおり、桟橋、商店街、厳島神社周辺など至るところで見かけます。
宮島では鹿せんべいが販売されておらず、また餌やりも禁止です。
そのためか宮島の鹿たちが観光客に餌をねだる姿はあまり見かけず、おとなしい印象を受けました。

こちらは創業100年を超える宮島の老舗和菓子屋「紅葉堂」が手掛けるもみじ饅頭の自動販売機です。
紅葉堂はもみじ饅頭を油で揚げた宮島名物「揚げもみじ」を最初に発売したお店。
もみじ饅頭の自動販売機は広島市内や空港にもありますが、宮島の自動販売機ではコカ・コーラとのコラボで冷たいもみじ饅頭が購入できます。
賞味期限は自販機右側に表示されているので、購入時に確認しましょう。

宮島の商店街は人通りが多く、特にお昼時には混雑します。
お店に関しては17~18時ごろに閉店するところが多いです。
朝10時ごろ広島駅を出発して11時ごろ宮島に到着し、ランチを食べるという流れがおすすめ。
飲食店に関しては観光地価格でお値段は高めで、ランチは1食2,000円ぐらいが相場です。
宮島名物はあなごめし、焼がき、もみじ饅頭の3つ。
宮島3大名物グルメを制覇すれば、宮島を満喫できますよ。

焼き牡蠣や唐揚げ、お好み焼きなどの食べ歩きグルメを販売するお店は多数あります。
焼き牡蠣は2個500円、唐揚げは6個500円ぐらいで販売されていました。
かき氷やソフトクリームのお店や、冷たいソフトドリンクやアルコール飲料を提供するバーなどもあります。
厳島神社

商店街を抜けると厳島神社がみえてきます。
このあたりは観光客が多く、混雑するエリアです。
厳島神社の開門時間は時期によって異なります。

満潮干潮の時間帯によっては、厳島神社は表情を変えます。
干潮時間帯は大鳥居のある場所まで歩いて行けますし、満潮時には厳島神社周辺まで海水が来て、よく見かけるような絶景を撮影することができます。

厳島神社は一方通行になっており、その先には厳島神社五重塔があります。
厳島神社の出口から五重塔まで徒歩5分くらいです。
階段を登っていく必要があるので、少し体力がいります。

五重塔から宮島ロープウェイ、弥山方面に行く道には飲食店やお土産物屋さんがいくつかあります。
日本人観光客は宮島ロープウェイを利用される方が多いです。
外国人観光客には弥山の登山が人気で、たくさんの方が登山道を目指しておられました。
宮島ロープウェイと弥山

厳島神社五重塔から宮島ロープウェイ乗り場までは徒歩約20分です。
紅葉谷公園入口からロープウェイ紅葉谷駅までは無料送迎バスが出ています。
歩いても行くこともできますが、徒歩がきついと感じる場合はバスもおすすめです。

宮島ロープウェイの紅葉谷駅から頂上の獅子岩駅までは約15分です。
長期連休時などはロープウェイの待ち時間が1時間を超えるときもあります。
また獅子岩駅から弥山展望台までは徒歩30分かかります。
ロープウェイの往復料金は2000円かかるので片道でも登山道を歩けば節約可能です。

ちなみに弥山展望台まで向かう登山道は3つあります。
弥山登山道 大聖院コース、紅葉谷コース、大元コースです。
わたしはすべての登山道を利用したことがあります。
最短で登りたいなら紅葉谷コース、景色を楽しみたいなら大聖院コース、遠回りになるが登山者が少なくゆったりと登山を楽しめる大元コース、それぞれ特徴があります。
はじめての宮島旅なら大聖院コースがいちばんおすすめです。
紅葉谷コースは1.5~2時間、大聖院コースは1.5~2時間、大元コースは2~2.5時間が目安。
わたしは大聖院コースを利用し、約1時間ほど展望台まで行けました。
下りは登りよりも時間がかからず、30分ほどで降りることができましたよ。
ご自身のペースで無理せずに弥山登山を楽しんでみてください。
弥山の滞在時間は登山にかかる時間を含めると5時間ぐらいが目安です。
宮島から広島駅へ戻る

11時ごろに宮島に到着し、商店街を散策し、厳島神社や五重塔に行き、弥山の展望台に行き、午後6時ごろに宮島からフェリーで対岸の宮島口を目指します。
宮島フェリーは22時まで運行しているので、時間は心配しなくても大丈夫です。
ちなみに宮島口から広島駅に戻るJRは23時まで、路面電車は22時まで運行しています。
宮島での観光を楽しんだら、広島駅まで戻りましょう。
観光地価格でそれなりに料金は高いですが、宮島のホテルで1泊するのもありです。
この記事でご紹介したモデルコースを参考に、宮島日帰り観光を楽しんでみてください。