n=1とは、浪人(1浪)のことです。
大学生や予備校生の間で使われることが多いネット用語になります。
今回は、n=1が使われるようになった経緯や使い方をご紹介します。
n=1のnは自然数を表す
n=1のnは、自然数を指します。
自然数は1から始まる数字で、ものを数えるときに使うものです。
1、2、3、4、5などの整数が自然数になります。
-1、-2などのマイナスの整数と、0.5、1.5などの小数点がつく数字は除外します。
n=1の1は浪人としての年数を表す
n=1の1は、浪人としての年数を指します。
n=1は浪人(1浪)、n=2は浪人(2浪)、n=3は浪人(3浪)になります。
数字が大きくなればなるほど、浪人としての期間が長いことを意味します。
n=1.5、n=2.5など、小数点がつくことはありません。
n=1が浪人を意味するようになった経緯と時期
ネット用語には、使われだした経緯が分からない用語が存在します。
n=1のn(自然数)が浪人を表すようになった経緯は不明です。
しかし、いつ頃からn=1が使われだしたかは、web検索をかけると分かります。
ヤフー知恵袋で、N=1とは何かという質問が最初に投稿されたのが2016年2月1日です。
このことから、2015年ごろにN=1というネット用語が誕生し、徐々に広まっていったと考えられます。
n=1から派生したネット用語
林修先生も在籍する東進ハイスクールの講師、橋爪健作さんが自身のツイッターでn=1について言及していました。
n=-2 高1
n=-1 高2
n=0 高3
n=1 1浪
n=2 2浪
n=3,4,5,6,7…多浪 という認識なんだが。— 橋爪健作 (@hashizume_chem) April 23, 2017
このツイートが投稿された2017年4月23日時点で、予備校生の間でn=1を含め、関連するネット用語がすでに浸透していたことが分かります。
さらにn=1は浪人(1浪)、n=2は浪人(2浪)という事実から着想を得て、n=0は高校3年生、n=-1は高校2年生、n=-2は高校1年生を意味するようになりました。
本来はn=0、n=-1などは自然数ではありません。
しかし、n=1から派生したネット用語として定着しています。
n=1の使い方
n=1は、Twitterでよく使われます。
Twitterのプロフィル欄にn=1と記載することで、自分が浪人(1浪)であることを示している場合が多いです。
浪人と書かず、あえてn=1と書くことで、浪人生以外には浪人であることがバレないというメリットがあります。
仲間内で使われる業界用語としての側面もあるのです。