名古屋城の天守閣には入れない?見学可能なエリアやおすすめスポットを紹介!

  • 2025年10月26日
  • 2025年10月26日
  • 旅行

名古屋観光といえば、真っ先に思い浮かぶのが「名古屋城」。

でも、行ってみたら「えっ、天守閣には入れないの?」と驚く人も多いんです。

実は名古屋城の天守閣は木造復元工事のために見学不可能となっています。

「工事はいつ終わるの?」「いつから天守閣に入れるの?」という疑問がわくと思いますが、まだいつから見学可能になるかは決まっていません。

テレビの報道によると、最短でも2032年度のオープンと言われており、まだまだ先の話です。

名古屋城は天守閣以外にも観光スポットがあり、今でも十分楽しむことができます。


なぜ名古屋城の天守閣には入れないのか?

名古屋城

名古屋城の天守閣が「入れない」最大の理由は、耐震性の問題木造での再建計画です。

現在の天守閣は、第二次世界大戦で焼失したあと、1959年に鉄筋コンクリートで再建されたもの。

60年以上が経ち、現在の耐震基準を満たしていないことが分かりました。

そのため、見学者の安全を守るために天守内部への立ち入りが制限されているんです。

さらに、名古屋市は「江戸時代当時の姿を再現する木造天守閣」を建てる方針を掲げており、その準備も進められています。

つまり、「天守に入れない」のは、安全と本格的な復元のための一時的な措置なんですね。

でも外から天守閣の姿を見ることはできるため、写真撮影を行うことは可能です。


天守閣に入れない時期っていつまで?

気になるのは、「いつまで入れないの?」という点。

冒頭で記述した通り、2032年度のオープンが想定されていますが決まってはいません。

名古屋市の計画では、木造再建は長期プロジェクトとして進められています。

耐震問題の解決や文化庁との調整、予算の確保など、多くの工程を経る必要があるため、再び天守の内部に入れるのは数年単位で先になると考えられます。

訪問前に、最新情報は名古屋城の公式サイトでチェックしておくのが確実です。


「入れない」けど楽しめる!名古屋城の見どころ5選

天守閣の中に入れなくても、名古屋城はまだまだ楽しめます。

武将隊のイベントに参加したり、花見をしたりと色んな楽しみ方があります。

今でも入ることができる建物や食事処もあって、観光客でにぎわっています。


1. 本丸御殿(ほんまるごてん)

2018年に完全復元された「本丸御殿」は、名古屋城の新たな主役とも言える存在。

金箔や極彩色で彩られた襖絵、格式高い書院造りの建築、緻密な天井絵など、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。

もともと将軍や藩主の宿泊所として使われていた場所で、豪華絢爛な装飾と職人技を間近で見ることができます。

写真撮影もOKなので、天守の代わりにここでたっぷり堪能しましょう。


2. 二之丸庭園と四季の景観

城内には、美しい日本庭園「二之丸庭園」が広がっています。

春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬景色と、季節ごとに異なる表情を楽しめるのが魅力。

散歩しながら、堀に映る天守の姿を撮るのもおすすめです。

外観だけでも、金の鯱が輝く姿は圧巻ですよ。


3. 天守閣を外から楽しむフォトスポット

「天守閣に入れない」なら、外から撮るのが正解。

おすすめの撮影ポイントは、正門前と本丸御殿付近。

午前中は光の当たり方が良く、青空と金鯱のコントラストが映えます

SNSでも人気の撮影スポットなので、写真目的の観光にもぴったり。


4. 西の丸御蔵城宝館・ミュージアムショップ

名古屋城の敷地内にある西の丸御蔵城宝館には展示エリアがあります。

名古屋城の歴史について知ることができる貴重な展示室です。

またお土産を購入できるミュージアムショップもあります。


5. 名古屋めしも楽しめる!

敷地内や周辺には、「名古屋めし」が楽しめる飲食店があります。

観光とグルメをセットで楽しむのが定番コースです。

特に休日は混雑するので、昼時を避けて行くのがおすすめ。


行く前にチェックしたいポイント

名古屋城の天守閣にはまだ入れませんが、見学できるエリアがあり観光を楽しめます。

旅行前にチェックしておきたいポイントをまとめました。

  • ✅ 本丸御殿・庭園の開館時間(季節で変動あり)
  • ✅ 駐車場(無料・有料)の確認
  • ✅ 撮影可能エリアの確認
  • ✅ 混雑を避けたいなら平日午前中がベスト
  • ✅ 地下鉄名城線「名古屋城」駅が最寄り(徒歩5分ほど)

特に、イベントや特別展示の開催日は人出が多いので、時間をずらすとスムーズです。


よくある質問(FAQ)

Q. 名古屋城の天守閣には今入れる?
A. 現在は天守内部は非公開となっています。外観の見学や周辺散策は自由にできます。

Q. 天守の再公開はいつ?
A. 木造復元工事の進行状況によりますが、完成までは数年単位で時間がかかる見込みです。

Q. 天守に入れなくても楽しめる?
A. 十分楽しめます!本丸御殿や庭園、展示室など、見どころがたくさんあります。むしろ写真目的なら外観の方が映えます。


まとめ:入れなくても“見どころ満載”の名古屋城へ

「名古屋城の天守閣には入れない」と聞くと、ちょっと残念に感じるかもしれません。でも実際に行ってみると、天守を眺めながら本丸御殿を巡り、庭園を散歩するだけで十分満足できます。

名古屋城は、城そのものよりも「歴史と美の空間」として楽しむ場所。今しか見られない姿を、ぜひ現地で感じてみてください。

外から見上げる天守の迫力、金の鯱のきらめき、そして江戸の空気を再現した本丸御殿――。

天守に入れなくても、名古屋城は変わらず“名古屋の顔”です。


関連情報

  • 開園時間:午前9:00~午後4:30(入場は午後4:00まで)
  • 休館日:年末年始(12/29~1/1)
  • 入場料:大人500円、中学生以下無料