「しまんちゅ」は沖縄県民のことを表す言葉です。
「しまんちゅ」を漢字で書くと、「島人」になります。
しまんちゅが持つ本当の意味、関連用語についても調査しました。
しまんちゅとは沖縄県民のこと

「しまんちゅ」は、沖縄県民のことを指す沖縄独自の方言です。
漢字で書くと「島人」となります。
島人を「しまびと」と言ってしまいそうですが、沖縄の方言では「しまんちゅ」です。
しまんちゅには「島の人、島民」という意味があり、周囲を海に囲まれた沖縄ならではの言葉になります。
沖縄以外でも、島に住んでいる人のことを島の人や島民と呼ぶことがありますが、島民のことを沖縄では「しまんちゅ」と呼んでいます。
「しまんちゅ」と同じ意味で使われている言葉がほかにもあります。
それが「うちなんちゅ」です。
うちなんちゅは沖縄人という意味の方言で、しまんちゅとほぼ同じ意味になります。
沖縄を表す「うちなー」と、人を表す「ちゅ」が合わさった言葉が「うちなんちゅ」。
したがって、うちなんちゅは沖縄人という意味です。
しまんちゅに関連する用語

沖縄では沖縄県民は「しまんちゅ」、沖縄県民以外の都道府県民は「やまとんちゅ」とよばれます。
「やまとんちゅ」はカタカナで「ヤマトンチュ」と表記されることも多いです。
沖縄の方言で本土の人という意味があります。
「ヤマトンチュ」に近い言葉に、「ナイチャー」があります。
ナイチャーは内地の人という意味を含み、本土から来た人のことを指して使われる言葉です。
どちらも同じ意味ですが、どちらかといえばナイチャーの方がよく使われています。
まとめると「しまんちゅ」と「うちなんちゅ」が沖縄県民、「ヤマトンチュ」と「ナイチャー」が沖縄県民以外の都道府県民のことです。
沖縄は元々琉球王国というひとつの国だったこともあり、沖縄とそれ以外の都道府県を区別する言葉がこうした形で残っています。
しまんちゅとうみんちゅは違う言葉

しまんちゅ(島人)と混同しやすい言葉に、うみんちゅ(海人)があります。
しまんちゅ(島人)とうみんちゅ(海人)は、異なる意味を持つ言葉です。
しまんちゅが沖縄県民を指す言葉であるのに対し、うみんちゅは漁師をはじめ、海に関わる仕事をしている人の総称を表しています。
うみんちゅは、沖縄県民すべてにあてはまる言葉ではありません。
沖縄では、しまんちゅ(島人)とうみんちゅ(海人)という言葉を見かける機会が多いです。
しまんちゅ(島人)やうみんちゅ(海人)と書かれた沖縄土産をよく見かけます。
BEGINの島人ぬ宝という有名な歌もあります。
BEGINの島人ぬ宝を聴いて、しまんちゅとはどういう意味だろうと調べられた方も多いと思います。
島人ぬ宝は沖縄人の宝という意味で、歌詞には沖縄への思いが込められています。
若い人の中には聴いたことがない方も多いと思うので、ぜひいちど聴いてみてください。